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シクロオキシゲナーゼの基質とならない特殊な脂肪酸。*1
関連する用語
脂質を構成する要素のひとつ。脂肪族カルボン酸とも。化学的には長鎖炭化水素の一価カルボン酸の総称であり、炭化水素とカルボキシ基(-COOH)を持つ有機化合物(カルボン酸)である。以下のように炭素が長く連なった構造(主鎖)を持つ。以下はリノール酸の化学構造。空腹時に脂肪が分解されて血液中に移行した脂肪酸は、肝臓のミトコンドリアにおいてβ酸化を受けてアセチルCoAとなる。脂肪酸は、その化学構造に含む二重結合の数によって以下のように分類される。これらの脂肪酸の摂取バランスが崩れると、…
酵素が作用する物質のこと。また、受容体に結合する物質(リガンド)を指す場合もある。酵素は基質と認識した物質にしか作用しない(基質特異性)。例えば、消化酵素であるアミラーゼの基質はデンプンである。基質は酵素の表面にある特定の部位(活性中心や活性部位と呼ばれる)に結合し、酵素-基質複合体を作る。マトリックスを参照。
特殊な構造を持つ不飽和脂肪酸。裸子植物の種子油には、以下のようなNMIFAが複数種類存在する。-シアドン酸-ピノレン酸-コロンビン酸-ジュニペロン酸リノール酸やアラキドン酸などに挙げられるように、通常は二重結合間にメチレン基を一つ挟んだ構造をとっているが、天然にはこれらの範疇に入らない特殊な脂肪酸が存在しており、これらの脂肪酸には特異な機能性を持つものがあると報告され、注目を集めている。その一つに、二重結合間にメチレン基を複数個挟んだ構造を持つ非メチレン介在型不飽和脂肪酸(N…
アラキドン酸からプロスタノイドを生成する反応を触媒する酵素。アラキドン酸カスケードにおける律速酵素。3つのアイソザイムが存在する。-シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)-シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)-シクロオキシゲナーゼ-3(COX-3)ほとんどのCOX-1が細胞に常在しているのに対して,COX-2はリポ多糖類,ホルモン,サイトカインなどにより誘導される。それぞれの主な役割は,COX-1は血小板凝集や,腎臓の再吸収,胃粘膜保護などの生理反応に,COX-2は急性炎症…
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