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シトルリン(citrulline)

遊離アミノ酸の一種。分子式は C6H13N3O3

L-シトルリンの化学構造

シトルリンはスイカの学名であり、1930年にスイカの果汁から発見されたことから名付けられた。同じくウリ科の植物に多く含まれる。また、海藻のほとんどに豊富に含まれる。*1

体内では、ミトコンドリアオルニチンカルバモイルリン酸から作られる。この反応はオルニチンカルバモイルトランスフェラーゼによって触媒される。*2

尿素回路に入ったアンモニアから生成されるカルバモイルリン酸前駆体カルバモイルリン酸から生成されたシトルリン細胞質に移動し、アルギニノコハク酸前駆体となる。アスパラギン酸ATPと反応してアルギニノコハク酸AMPピロリン酸が生成される。*3*4*5

*1植物からアミノ酸,ペプチドなどの単離: http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/4898/1/h19.p.36-p.37.pdf
*2シトルリンの代謝と薬効 林登志雄: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/46/7/46_7_460/_article/-char/ja/
*3福岡大学 理学部 機能生物科学研究室 尿素回路: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/ureacycl.htm
*4L-Citrulline - DrugBank: https://www.drugbank.ca/drugs/DB00155
*5西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt

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このページの最終更新日時: 2019-02-24 (日) 09:06:40