シナプス可塑性(synaptic plasticity)

神経細胞シナプスに加わる刺激の強さによってその部分の情報伝達効率が変化すること、また、変化できる性質のこと。*1

頻繁に強く信号が伝達されるシナプスは次第にその結合が強くなり、そうでないシナプスはその結合が弱くなっていく。記憶の形成もシナプス可塑性によって行われる。神経伝達物質としてはグルタミン酸シナプスの変化において中心的な役割を果たす。*2*3*4

シナプスが増強する仕組みは以下の4種類があると考えられている。*5

  1. シナプス前終末からの神経伝達物質放出量の増加(プレシナプス増強)
  2. シナプス後膜における神経伝達物質応答の亢進(ポストシナプス増強)
  3. シナプス間隙の構造や機能の変動
  4. 機能していないシナプスの賦活化(サイレントシナプス仮説)や新しいシナプスの発生
*1記憶・学習のメカニズムを分子レベルで明らかに 記憶・学習を操作できるか 幸田 和久(生理学)|KOMPAS: http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/medical_info/science/201404.html
*2頭皮に電子回路をとりつけ脳をアシスト | 東京大学: http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_260722_j.html
*3北海道大学 脳科学研究教育センター 神谷温之 シナプス可塑性のメカニズム: https://www.hokudai.ac.jp/recbs/04_staff/data/recbs2015/p11.pdf
*4高次脳神経機能、特に学習・記憶における シナプス可塑性の分子機構 髙宮考悟: http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/1physiol/greeting/pdf/340101.pdf
*5東北大学 脳機能解析分野 シナプスとニューロンネットワーク: http://neuro.med.tohoku.ac.jp/japanese/education/class/med_classes/synapse2011-2.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:29