最近更新された用語
2つのカルボキシル基をもつカルボン酸。
リンゴ酸や2-オキソグルタル酸、グルタミン酸など。*1
関連する用語
ベタレインの基本骨格となるジカルボン酸。ドーパジオキシゲナーゼによるL-ドーパの酸化によって生成される。
ジカルボン酸のひとつ。2-ナフトエ酸の誘導体。エンボン酸とも。
ジカルボン酸のひとつ。琥珀を蒸留した際に得られたことから名付けられた。容易に水分子を失って無水コハク酸となる。貝類や清酒の旨味成分であり、大腸がんや胃がんなどのがん細胞の増殖を抑制する効果が報告されている。クエン酸回路の中間代謝産物であり、コハク酸デヒドロゲナーゼによって酸化されフマル酸となる。また、スクシニルCoAがスクシニルCoAシンテターゼによって分解されることでも生じる。この際にGDPからGTPが生み出される。工業的には無水マレイン酸の水素添加によって生成される。
クエン酸回路において利用されるジカルボン酸。ホスホエノールピルビン酸やアミノ酸のアスパラギン酸とアスパラギンの前駆体。オキザロ酢酸とも。クエン酸回路の最初の反応でアセチルCoAをオキサロ酢酸と縮合させてクエン酸を生成する。クエン酸回路で生じたスクシニルCoAはコハク酸、フマル酸、リンゴ酸を経てオキサロ酢酸に戻される。糖新生の開始にはリンゴ酸が細胞質に移行してオキサロ酢酸となることが必要。アスパラギン酸から生成され糖新生の出発物質となるオキサロ酢酸の量は、クエン酸サイクルの流量…
脂肪酸に起こる酸化。カルボキシル基と反対側の末端(ω位)がカルボン酸にまで酸化される。ロイコトリエンB4(LTB4)の不活性化経路のひとつであり、ω位(LTB4の場合は20位の炭素)に生じ、LTB4はより水溶性の高い20-ヒドロキシLTB4を経て20-カルボキシLTB4に変換される。脂肪酸がω酸化を受けることで生成したジカルボン酸は、その後ミトコンドリアやペルオキシソームでβ酸化を受けてアジピン酸やコハク酸などの短鎖のジカルボン酸に分解される。ω酸化は、シトクロムP450によ…
参考文献一覧
訂正・追記要望等
ご意見・ご要望をお聞かせください。