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アムホテリシンBを産生するストレプトマイセス属の放線菌。
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放線菌(ストレプトマイセス・ノドサス)が産生するポリエン系抗真菌薬。エルゴステロールと結合することにより細胞膜障害を起こす。商品名はファンギゾン、ハリゾン。動物細胞のコレステロールとも結合することから、安全域は狭く、腎毒性など重篤な副作用が起こる恐れがある。最近、インドにおける新型コロナウイルス感染者の多くに認められた致死性のムコール症を治療するために用いられた。タグ:
放線菌の属。抗生物質や免疫抑制剤、抗寄生虫薬となる有用な化合物を産生する。ストレプトマイシンの名の由来となった。ストレプトミセスとも。-ストレプトマイセス・グリゼウス-ストレプトマイセス・ノドサス-ストレプトマイセス・フルビシムス-ストレプトマイセス・カスガエンシス-ストレプトマイセス・セリカラー-ストレプトマイセス・アベルメクチニウス-ストレプトマイセス・フラディエ
菌糸が放射状に伸びることから名付けられた、土壌に生息する原核生物(真正細菌)。原核生物でありながら真核生物のカビに似た複雑な形態分化を行うという特徴を持つ。人体に害を及ぼす病原性放線菌が存在するが、ストレプトマイシンやタクロリムスなど、有益な物質を持つ種類もある。放線菌の一種であるストレプトマイセス・グリゼウスから結核に効くストレプトマイシンが発見されて以来、約2400種の抗生物質のうち約2000種が放線菌によって生産されることが報告されている。
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