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脳の神経細胞のアクチン細胞骨格(アクチンフィラメント)の制御を介してシナプス(樹状突起スパイン)形成を調節するINKA2が脳内の神経細胞特異的にPAK4の酵素活性を阻害し、アクチンフィラメントの重合を抑制する。INKA2が欠損するとスパイン形成の異常を引き起こすことが報告されている。タグ:
神経が傷付くことで起こる非常に長引く痛み。神経因性疼痛とも。通常、触覚を伝える神経回路と痛覚を伝える神経回路は異なるが、末梢神経が障害を受けることで神経回路の編成が起こり、触れただけで痛みを感じる痛覚関連神経回路が形成されてしまっている状態とされる。原因はがんや糖尿病、帯状疱疹、脳梗塞、脳卒中などにより神経系が障害を受けること。慢性的な痛みを引き起こす上に難治性とされる。非ステロイド性抗炎症薬やオピオイド鎮痛薬などの解熱鎮痛薬は無効で、それよりも強力なモルヒネでも鎮痛しないこ…
神経細胞の樹状突起から複数伸びる小さな突起。単にスパインとも呼ばれる。1つの神経細胞には数千のスパインがある。他の神経細胞からの軸索の多くはスパイン上でシナプス(シナプス間隙)を形成する。大脳皮質の興奮性シナプスの約8割が樹状突起スパイン上に存在する。樹状突起スパインの形状などは学習や記憶に応じて変化する。樹状突起スパインとは神経細胞の樹状突起から突き出ている小区画であり、脳のほとんどの興奮性シナプスの入力を『受信』しています。樹状突起スパインは脳の正常な成熟課程を通じて成長…
ある神経細胞の軸索と別の神経細胞との間にできる連結部分。主に樹状突起スパイン上に形成される。刺激によってその数は増減する。情報を発する神経細胞(シナプス前細胞)の軸索の終端(シナプス前終末、プレシナプス)と、その終端から送られる神経伝達物質を受け取る他の神経細胞(シナプス前細胞)の一部(シナプス後膜、ポストシナプス)との繋ぎ目。シナプス前細胞とシナプス後細胞の間の20nm程度の隙間をシナプス間隙と呼ぶ。シナプスでは活動電位による情報伝達ができないので、神経伝達物質を放出する。…
脳神経細胞の樹状突起スパインの拡大に関わる細胞内タンパク質。海馬の神経細胞の樹状突起スパインに存在する。シューティンの細胞膜上にある細胞接着分子とアクチン繊維が結合することがスパインの拡大に必要とされる。タグ:
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