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抗生物質のひとつ。ブドウ球菌やレンサ球菌などによる感染症およびその炎症を抑える。*1
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生物(主に細菌)の細胞の育成に関わる働き阻害する物質。抗菌薬のひとつ。阻害する働きは、DNA複製やRNA合成、タンパク質合成、細胞壁合成など抗生物質の種類によって異なる。感染症の治療薬や防腐剤として用いられる。-β-ラクタム系--セフェム系--ペニシリン系--カルバペネム系--モノバクタム系-グリコペプチド系-テトラサイクリン系-マクロライド系
病原体の感染によって発症する病気のこと。ヒトまたは動物からヒトに感染する感染症を伝染病と呼ぶ。感染症法により、以下に該当する感染症は国に対して発生報告が義務付けられている。-1類感染症-2類感染症-3類感染症-4類感染症-5類感染症これらは、感染力や重篤性などによって分類されている。
ブドウ球菌属(スタフィロコッカス属)に属するグラム陽性の細菌。好気性菌ブドウのように、球状の細菌(球菌)が不規則に繋がった状態で観測される。感染症では血流感染や蜂窩織炎に関わる。以下の3種類が存在する。-黄色ブドウ球菌-表皮ブドウ球菌-腐性ブドウ球菌
生体が内外から有害な刺激を受けた際に起こす防御反応。炎症は発赤や腫脹、発熱、疼痛などを伴う。発赤は血管拡張によって血流を増やし、修復を早めるために起こる。腫脹は免疫細胞が分泌するサイトカインによって血管透過性が亢進することが原因。これによって好中球などが血管壁を通りやすくなり、細菌のいる場所へ移動しやすくなる。ケガをして皮膚が化膿したり、扁桃炎などが起こると、それを治すために白血球が動員され、化学物質を出して細菌などを殺そうとする。この際、白血球の出す化学物質によって局所が赤…
レンサ球菌属(ストレプトコッカス属)に属するグラム陽性の細菌。連鎖球菌とも呼ばれる。球状の細菌が繋がった見た目をしている。身近なレンサ球菌には以下のようなものがある。-乳酸菌(S. thermophiles)-肺炎球菌(S. pneumoniae)-ミュータンス菌(S. mutans)-化膿レンサ球菌(A群レンサ球菌、S. pyogenes)-豚レンサ球菌(S. suis)連鎖球菌は常に一定の方向へ分裂するために連なった形をとり、4連球菌、8連球菌などは、横に分裂した後、今度…
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