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出血時などに血液が固まる働き(血液凝固)を助けるビタミン。γ-グルタミルカルボキシラーゼの補酵素となる。発見当初は凝固ビタミンと呼ばれ、凝固を意味するドイツ語「Koagulations」の頭文字を取ってビタミンKと名付けられた。ビタミンKは、酸化型ビタミンKから還元型ビタミンKを経てビタミンKエポキシドへと変換されるサイクルを回ることによって血液凝固因子が作られ、出血した際に血を止める役割を果たす。このサイクルはワルファリンによって阻害される。骨形成や動脈壁の石灰化抑制にも関…
疎水性分子の物質輸送に関わるリポカリンファミリータンパクのひとつ。嗅粘膜表面を覆う嗅粘液に多量に含まれるタンパク質。嗅粘膜にある分泌腺であるボウマン腺で産生・放出される。リポカリン15の嗅粘液中の濃度は加齢により減少することが確認されている。嗅粘膜の組織中のリポカリン15の分布は嗅神経細胞の分布量と相関があることが報告されている。。タグ:
小胞体近傍で凝集した変異タンパクがダイニン依存性の逆行輸送によって微小管形成中心付近の細胞質で形成される凝集体。ミスフォールドしたタンパク質をリフォールドしたり, 分解したりするための細胞の能力が限界になったとき, 別の経路が働く. つまり, 細胞質でつくられる微小凝集体は微小管に沿って中心体に能動的に輸送され, アグリソームアグリソームはマクロオートファジーや不等分裂の際に処理される。アグリソーム形成への関与が示唆される分子としてヒストンデアセチラーゼ(HDAC6)が同定さ…
酵素の表面に存在する、その酵素の基質が結合する部位。酵素はその活性中心に基質が結合することで触媒として働く。活性部位とも呼ばれる。酵素は分子量数万〜数十万を超える巨大なタンパク分子であるが,触媒として反応に直接関与するのはある限られた領域に存在するアミノ酸残基のみである.この領域を活性部位あるいは活性中心と呼ぶ.活性中心は数十個のアミノ酸残基が空間的に一定の配置を保って構成される。その一部(一個の場合もある)のアミノ酸残基が化学修飾を受けて変化すると活性中心としての機能が失わ…
爪や毛髪の主成分となるタンパク質。角化細胞に豊富に発現する中間径線維のひとつ。54種類が存在し、部位ごとに異なる種類が存在する。耐久性や化学的安定性が高く、脊椎動物には必ず含まれている。他のタンパク質に比べてシスチンの含有量が多い(14〜18%)。アミノ酸組成は人種や性別などによって異なる。-αケラチン-βケラチン分子内外に架橋を持つことにより不溶性となる。毛髪や羊毛繊維は、クチクラ細胞、コルテックス細胞および細胞膜複合体とそれらサブ構造からなる複雑な階層構造をもっている。こ…
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