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官能基のひとつ。スルファニル基やスルフヒドリル基(SH基)、メルカプト基とも呼ばれる。示性式は -SH
チオール基を持つ化合物はメルカプタンと呼ばれる。
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臭素酸とカリウムからなる塩。食品添加物のひとつ。ブロム酸カリウム(ブロム酸カリ)とも。化学式は KBrO3国内では小麦粉処理剤として使用が認められている。主にパンに遅効型の酸化剤として使用される。化学的には、パンのタンパク質(主にグルテン)のチオール基を酸化することでジスルフィド結合の形成を促進する等の作用がある。パンの品質への影響は、膨らみ方や食感が向上するとされる。しかし、1992年および1995年の試験において、発がん性が認められ、食品への使用の妥当性が疑問視された。I…
アミノ酸のひとつ。日常の食事から十分に摂取する事が難しいため、準必須アミノ酸とされることもある。前駆体はメチオニン。2分子のシステインが結合したアミノ酸はシスチン。アルコール摂取後の胃液中のアセトアルデヒドの増加を抑える作用があり、二日酔い防止のサプリメントに含まれる。β細胞のインスリン分泌の調節に関与する。含硫アミノ酸であり、タンパク質中のジスルフィド結合の形成に関わる。タンパク質中のシステイン残基は活性酸素によって容易に酸化される。システインのチオール基が酸化されることで…
アミノ酸のひとつ。システインのチオール基がスルホ基に変わった構造を持つ。毛髪の毛先は、根元よりシステインおよびシスチン含量が少なく、システイン酸が多いことが確認されている。これは毛先が受ける損傷によって酸化が進行したことを示唆している。毛髪のケラチンを構成するシステインのジスルフィド結合が、ブリーチ施術によって酸化してシステイン酸が生じることが知られている。
チオール基(-SH)の硫黄同士が共有結合によって形成する、強力な化学的結合(-S-S-)のこと。ジスルフィド架橋やSS結合とも呼ばれる。タンパク質のジスルフィド結合はシステインが持つ硫黄によって形成される。この結合は終末糖化産物によって乱される。この乱れがコラーゲンの繋がりの硬直化の原因となる。タンパク質中のシステインが他のタンパク質のシステインとSS結合すると、他の結合に比べてとても強い結合であるため、タンパク質はしっかりと構造を保てます。豆腐は、大豆のタンパク質に含まれる…
重金属に対するキレート作用を持つチオール化合物。体内の酵素のチオール基と金属イオンの結合を阻害する。ヒ素や水銀、鉛、銅、金、ビスマス、クロム、アンチモンによる中毒の治療薬となる。商品名はバル。
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