チック症(tic disorder) †
体の一部を繰り返し動かしたり、無意味な声や咳払いを繰り返したりする疾患。単にチックとも。小児に多いとされる。*1
チックとは、「突発的で急速で、かつリズミカルではなく同じように繰り返される運動や音声」(根來,2008)であるとされる。チックは“不随意運動”と言われていたが、一時的にコントロールが可能であるので“半随意運動”(金生,2013)という見方が近年では一般的である。*2
一時的なチックは主として幼児期後半から学童期に発症することが多く、5〜10人に一人に見られるとされる。
短時間は任意で抑制ができ、通常は睡眠中に消失する。また、思春期以降は自然に軽快・消失する場合がある。日常生活に支障を来す場合は薬物による治療が行われる。*3
トゥレット症候群に伴うチックの抑制にマウスピース(口腔内スプリント)が有効である可能性が示唆されている。*4
*1東邦大学医療センター佐倉病院小児科 ~子どもによくみられる症状~ 「チック」: https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/sakura/ped/links/tjoimi0000000apr-att/tjoimi0000000awb.pdf
*2教育相談機関における「チック・トゥレット症候群」相談援助の実際 陶山大輔・八巻絢子: https://www.tokyomirai.ac.jp/info/research/bulletin/pdf/12/note/4.pdf
*3チックのような動作や声。 | 横浜市立大学児童精神科ホームページ: http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~ycucap/?page_id=402
*4マウスピースでトゥレット症候群のチック症状が軽減することを証明! — リソウ: https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2019/20190826_1
*2教育相談機関における「チック・トゥレット症候群」相談援助の実際 陶山大輔・八巻絢子: https://www.tokyomirai.ac.jp/info/research/bulletin/pdf/12/note/4.pdf
*3チックのような動作や声。 | 横浜市立大学児童精神科ホームページ: http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~ycucap/?page_id=402
*4マウスピースでトゥレット症候群のチック症状が軽減することを証明! — リソウ: https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2019/20190826_1
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このページの最終更新日時: 2020-10-27 (火) 16:50:16