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哺乳類の乳を乳酸菌などの菌によって発酵させた食品。
製法によって以下の2つに分類される。*1
関連する用語
食品に良い影響を与える細菌の代謝のこと。アルコール発酵や酢酸発酵、乳酸菌による発酵など。発酵という名は、その様子が二酸化炭素の泡が盛んに放出され沸騰(fervere)しているように見えることから付けられたとされる。発酵とは、微生物の働きによって物質が変化し、人間にとって有益に作用することをいいます。微生物という目に見えない小さな生き物が働いた結果が「発酵」です。厳密には、有機化合物を有機化合物で酸化することでエネルギー(ATP)を得る過程のこと。酸素ガスが利用できず、しかも硝…
マルスチールやラングルなどのチーズの表面熟成に用いられるブレビバクテリウム属の細菌。
凝乳酵素の総称。レンネットを牛乳に加えるとゲル状に固まる。凝乳酵素とも。チーズの製造に利用される。生後1~2週間の仔牛の第四胃から得られるキモシンを主成分とする仔ウシレンネットや糸状菌が生産する微生物レンネット、キモシン遺伝子を導入した大腸菌やカビに合成させる遺伝子組換えレンネットなどがある。カゼインミセルにキモシンを作用させると、ミセル表面に存在するκ-カゼインが限定的に加水分解され、その結果としてカゼインミセルの凝集およびゲル化が起こる。乳酸菌は乳酸を生成することで牛乳の…
生後数週間の仔ウシの第四胃から得られるアスパラギン酸プロテアーゼ。旧名はレンニン。κ-カゼインを選択的に切断して凝乳を起こすレンネット。他のカゼインにはほとんど作用しない。チーズの製造における牛乳タンパク質の凝固のために使用される。
白カビ(ペニシリウム属)による乳の発酵によって製造される、フランス原産のチーズ。熟成期間が20日前後と他のナチュラルチーズと比較してかなり短い。発酵工程で生成されるオレイン酸アミドとデヒドロエルゴステロールが、ミクログリアのアミロイドβ貪食活性と抗炎症活性を促進する。マウスにおいてはアミロイドβの沈着を抑制することが報告されている。また、認知機能改善ペプチドであるβラクトリンを含むことやBDNFを増加させることから、認知症予防に有用である可能性が示唆されている。
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