トラマドール(tramadol) †
オピオイド鎮痛薬のひとつ。医療用麻薬には指定されていない。神経障害性疼痛に対して有効。商品名はワントラム?。*1*2
単体では筋注用のみで負担が強くあまり使用されていなかったが、アセトアミノフェンとの合剤(トラムセット配合錠)は経口投与可能であり、保険適応範囲が広くなったことによって使用量が増加した。*3
μOPRの活性化作用とノルアドレナリンとセロトニンの再取り込み阻害作用を持つ。鎮痛効力はモルヒネの5分の1程度。トラマドールの代謝にはCYP2D6とCYP3A4が関与する。*4
水溶性で、経口摂取によってほぼ完全に吸収され、活性代謝物のO-デスメチルトラマドールとなる。
*1東北大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 緩和ケア看護学分野 宮下光令 ステップ2の弱オピオイドは必要か?: http://plaza.umin.ac.jp/~miya/oncolnurs18.pdf
*2くすりの事典 2020年版 片山志郎 成美堂出版(2019/6/30): https://amzn.to/3i8J1I1
*3トラマドールおよび新規オピオイド系鎮痛薬タペンタドールの鎮痛作用機序とその比較 中川貴之 京都大学大学院薬学研究科生体機能解析学分野: https://plaza.umin.ac.jp/jpps/issue/magazine/pdf/0601_02.pdf
*4オピオイド - 福岡大学病院: http://www.hop.fukuoka-u.ac.jp/upfiles/syuyo/seminar20120321-03.pdf
*2くすりの事典 2020年版 片山志郎 成美堂出版(2019/6/30): https://amzn.to/3i8J1I1
*3トラマドールおよび新規オピオイド系鎮痛薬タペンタドールの鎮痛作用機序とその比較 中川貴之 京都大学大学院薬学研究科生体機能解析学分野: https://plaza.umin.ac.jp/jpps/issue/magazine/pdf/0601_02.pdf
*4オピオイド - 福岡大学病院: http://www.hop.fukuoka-u.ac.jp/upfiles/syuyo/seminar20120321-03.pdf
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このページの最終更新日時: 2020-10-09 (金) 08:01:18