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tRNAを参照。
関連する用語
タンパク質の設計図となるRNA。細胞の中で遺伝子(DNA)からの転写によって作られる。メッセンジャーRNAや伝令RNAとも。遺伝情報をコードするDNA領域がmRNAとしてコピーされ、このmRNAが鋳型となってリボソーム上でtRNAによって運ばれてきたアミノ酸が順次結合しペプチド鎖が伸長していくことでタンパク質が合成される。単なるDNAのコピーではなく、DNAの二重螺旋が解けて一本となったDNAが持つ塩基配列と相補的な塩基配列を持つように合成される。また、DNAの核酸塩基である…
ミトコンドリアの中に存在するDNA。ミトコンドリアDNA。いくつかのmtDNA分子と多数のタンパク質から構成される複合体(ミトコンドリアヌクレオイド)としてミトコンドリア内に存在する。mtDNAの突然変異は内呼吸の異常を引き起こし、ミトコンドリア病の原因となる。mtDNAにはATPの産生、そして様々な物質輸送や代謝に必要なミトコンドリア膜電位の維持に重要な役割を果たす呼吸鎖酵素複合体のサブユニットの遺伝子、そしてこれらサブユニットをミトコンドリア内に存在する、いわゆるミトコン…
RNAのひとつ。トランスファーRNAや転移RNAとも呼ばれる。タンパク質を合成する翻訳の際に、アミノ酸を運搬する役割を持つ。tRNAはRNAポリメラーゼによって生合成された直後は5’末端や3’末端に余分な配列のついた前駆体として存在する。その後、RNA分解酵素によってプロセシングを受けて正しい長さのtRNAとなる。tRNAはコドン(三つの核酸塩基)を持ち、コドンに対応するアミノ酸と結合している。アミノ酸をrRNAまで運ぶと、tRNAはコドンに従いアミノ酸を並べて結合させ、タン…
核酸のひとつ。複数のリボヌクレオチドが、以下のようにホスホジエステル結合でつながった重合体。リボ核酸とも。DNAに比べて構造的・化学的に不安定であり、核酸塩基はチミンの代わりにウラシルが利用される。タンパク質の合成において、以下の三種類のRNAが働く。-mRNA(メッセンジャーRNA)-tRNA(トランスファーRNA)-rRNA(リボソームRNA)これらの種類に当てはまらない様々なRNAが転写されているとされている。
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