健康用語WEB事典

トリカブト(aconite)

食用のニリンソウと似ている毒草。毒性成分はアコニチンメサコニチン

加熱(高温高圧)処理によって弱毒化されたトリカブトの根は加工ブシ附子ブシ)やウズ烏頭)と呼ばれ、鎮痛作用を持つ生薬として使用される。*1*2

ニリンソウとよく似ているため、間違えて食べて中毒した例があります。植物全体、特に芽、塊根にアコニチンという猛毒のアルカロイドが含まれ、誤食すると嘔吐下痢しびれ麻痺などの中毒症状が起き、重症の場合には死に至ります。*3

*1名古屋市立大学 トリカブトの根から神経障害性疼痛に有用な化合物を発見: https://www.nagoya-cu.ac.jp/about/press/press/release/files/20190409/20190410.pdf
*2熊本大学薬学部/今月の薬用植物 とりかぶと: http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/flower/H0810.html
*3東邦大学薬学部|薬用植物園|中毒事例|: http://www.lab2.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/tyuudoku%20_jirei.html#nirin_torikabuto

ご意見・ご要望をお聞かせください。


トリカブトに関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2019-11-18 (月) 08:13:09