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閉経後乳がんの治療薬。乳がん組織などのエストロゲン受容体を競合阻害して、がん細胞の増殖を抑制する。*1
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乳房内の組織にできるがん。1999年以降の女性の部位別のがん罹患率は、乳がんが最も高い。特に40代に多い。統計的には12人に1人の割合。診断できる最小の大きさは1cmで、1cmの乳がんが2cmにまで増殖には2年程度を要する。2年に1度のマンモグラフィーによる検診が推奨されている。乳房のしこりを確認する触診や超音波検査も利用される。45歳未満の女性約80万人のデータの解析によると、BMIが22kg/m2以上であると乳がんにかかるリスクが低いことが報告されている。乳がん細胞の種類…
がん化した個々の細胞のこと。通常の細胞に比べて分裂速度が速く、密度も高いため非常に硬くなる。一方で細胞膜はERMが外れていることによって、通常の細胞よりも柔らかくなっており、これががんの転移が起こりやすい一因となっている。酸素の有無に関わらず解糖系による代謝を行い、通常の細胞に比べて3〜8倍のグルコースを取り込む。この性質を利用してPETによるがんの検査が行われる。一酸化炭素を利用して抗がん剤を無効化する解毒用の代謝経路を持つ。通常のエネルギーを得るための代謝経路と解毒の経路…
エストロゲンをリガンドとする受容体。エストロゲン受容体と相同性が高い核内受容体にエストロゲン関連受容体がある。2つのサブタイプが存在する。-エストロゲン受容体α-エストロゲン受容体β
数種類の細胞が決まったパターンで集まってできる構造。多細胞生物では、細胞はどこかの組織に属す。-上皮組織-結合組織-筋組織-脂肪組織-神経組織組織が集まると器官と呼ばれる。
女性が胎児期に体内に産生した卵子の残りが1000個未満となることで起こる月経の停止。日本人の閉経の平均年齢はおよそ50歳。平均よりも早く起こる閉経を早発閉経と呼ぶ。
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