ニコチン受容体(nicotine receptor : nAChR)

アセチルコリン受容体のひとつ。構造的には5つのサブユニットからなるイオンチャネル内蔵型受容体ニコチン性アセチルコリン受容体とも呼ばれる。*1

アセチルコリンニコチンなどのアゴニストが作用すると、ナトリウムイオンカルシウムイオンを流入させるイオンチャネルが開く。その結果、ドーパミン作動性神経の活性化が起こる。*2

神経骨格筋発現し、筋肉の運動や記憶、学習に関わる。骨格筋では収縮が引き起こされ、海馬神経細胞では記憶や学習に関わるシナプス伝達の長期増強LTP)の促進や細胞死に対する保護作用が誘発される。

ニコチン受容体を構成するサブユニットには17種類(α1〜α10、β1〜β4、γ、δ、ε)が確認されているが、そのうち2つのα4と3つのβ2で構成される受容体α4β2ニコチン受容体)が最もニコチンの依存に関わるとされる。

ニコチン受容体の種類*3

*1崇城大学薬学部薬理学 内田友二 ニコチン受容体と禁煙補助薬の作用機序: https://square.umin.ac.jp/nosmoke/text/3-3nicotine_receptor.pdf
*2中枢神経疾患におけるニコチン受容体の役割の解明: http://www.pha.u-toyama.ac.jp/clinphar/ResearchProject4.html
*3東京女子医科大学・医学部基礎医学・一般教育教室 柴田教授夜話(第38回)「自律神経系に感謝しよう!」2019年4月3日: http://www.twmu.ac.jp/Basic/patho1/yawa038.pdf

ニコチン受容体に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]


コメントはありません。


このページの最終更新日時: 2019-10-05 (土) 19:17:34