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運動終板で筋線維の細胞膜に伝わり、その収縮を起こす活動電位。骨格筋の終板電位は、アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合することによって終板に存在するニコチン性アセチルコリン受容体チャネルが開き、イオンの流れが生じることから発生する興奮性シナプス電位。タグ:
アルツハイマー型認知症の進行を抑制する有機化合物。ロシアのコーカサス地方においてマツユキソウの球根から分離された三級アルカロイド。商品名はレミニール。アセチルコリンエステラーゼ(AChE)競合阻害作用やニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)に対するアロステリック増強作用、アミロイドβが原因となる神経細胞障害の抑制、記憶障害改善作用などを持つ。ブチリルコリンエステラーゼ(BuChE)に対する阻害作用と比較してAChEに対する選択性が高い。この選択性はリバスチグミンと比較し…
パラチオンの活性代謝物。アセチルコリンエステラーゼ阻害し、振戦や痙攣などを引き起こす。グルタミン酸シナプス伝達を抑制やカリウム濃度の上昇によって細胞の興奮性を高めることが知られている。振戦の発現にはニコチン性アセチルコリン受容体を介した背外側線条体および下オリーブ核の過剰興奮が関与することが示唆されている。
アセチルコリン受容体のひとつ。構造的には5つのサブユニットからなるイオンチャネル内蔵型受容体。ニコチン性アセチルコリン受容体とも呼ばれる。アセチルコリンやニコチンなどのアゴニストが作用すると、ナトリウムイオンやカルシウムイオンを流入させるイオンチャネルが開く。その結果、ドーパミン作動性神経の活性化が起こる。神経や骨格筋に発現し、筋肉の運動や記憶、学習に関わる。骨格筋では収縮が引き起こされ、海馬の神経細胞では記憶や学習に関わるシナプス伝達の長期増強(LTP)の促進や細胞死に対す…
麻酔用筋弛緩剤。神経筋接合部のニコチン性アセチルコリン受容体に対するアンタゴニスト。商品名はエスラックス。ヒトの体内ではほとんど代謝されず、そのまま胆汁中に排泄される。
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