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中国で発生したA型インフルエンザウイルス(鳥インフルエンザ)。ヒトに感染する。初期症状は高熱や咳。重症肺炎への進行し、敗血症や多臓器不全によって死亡する例も報告されている。ノイラミニダーゼ阻害剤に対する感受性が低い。H7N9ウイルス粒子表面のヘマグルチニンには、ヒトの受容体を認識する変異や、哺乳類細胞で増殖できるようなウイルスポリメラーゼの変異が報告されている。タグ:
オルソミクソウイルス科のエンベロープを持つRNAウイルス。インフルエンザを引き起こす。ウイルス表面にはヘマグルチニンとノイラミニダーゼ(シアリダーゼ)が存在し、前者を介して気道上皮細胞の細胞膜にあるシアル酸に結合して感染し、細胞内で増殖したウイルスは後者によって細胞外へ放出され感染を広げる。インフルエンザウイルスは低温と乾燥に強い。湿度60%以上、室温25~30℃の環境が感染力を弱めるとされる。ウイルス核タンパク質(NP)およびマトリックスタンパク質(M1)の抗原性の違いによ…
抗インフルエンザ薬のひとつ。プロドラッグであるオセルタミビルリン酸塩(商品名はタミフル)の代謝によって生成され、A型インフルエンザウイルス及びB型インフルエンザウイルスの複製を低濃度で阻害する。インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼを阻害し、新しく形成されたウイルス粒子が感染細胞から遊離することを防ぐ。シキミ酸を出発原料とし、10回の化学反応を経て生産される。2017年時点では、国内でも1歳未満の乳児にも使用可能とされている。また、10歳以上の未成年の患者に対するタミフルの…
抗インフルエンザ薬のひとつ。ノイラミニダーゼ阻害剤。商品名はリレンザ。腸管から吸収されにくいため吸入薬として使用される。1日2回、5日間吸入する。正に荷電したグアニジノ基を有しており、これがノイラミニダーゼの活性部位の底面にある窪みにはまりこみ、窪みの中の負に荷電したグルタミン酸と結合することによりインフルエンザウイルスの増殖を阻害する。
インフルエンザウイルスによる感染症。またはそれを引き起こすインフルエンザウイルスを指す。38〜40℃の高熱や関節痛、筋肉痛などが発生するのが特徴。悪化すると合併症を起こす可能性がある。軽症であれば急性上気道炎(かぜ)と区別が付きにくい。潜伏期間は通常1〜2日だが、最長7日間潜伏していた例も存在する。インフルエンザウイルスはオルソミクソウイルス科(Orthomyxoviridae)に属する分節状のマイナス鎖RNAを遺伝子とするウイルスです。インフルエンザAウイルスは、8分節の遺…
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