最近更新された用語
ncRNAを参照。
関連する用語
細胞内に存在する、DNAの転写によって作られた全てのRNA(mRNA)のこと。RNAの配列はDNAの塩基配列が元になっているため、そのRNA全体(トランスクリプトーム)をRNAシーケンスなどによって分析することで、いつどのような遺伝子が生体の細胞で発現するかを知ることができる。細胞内の全DNAの塩基配列情報をさす「ゲノム」に対し、細胞内の全転写産物(全RNA)をトランスクリプトームと呼ぶ。その大半はタンパク質の情報を持たないノンコーディングRNA タグ:
長いncRNA。長鎖ノンコーディングRNA。細胞核内でクロマチン動態や転写のエピジェネティックな制御に関わる。核内ストレス体形成の足場となるIncRNAであるHSATIIIは温度変化に応じてRNAメチル化修飾を受けることが報告されている。タグ:
再発乳がんで大量に生産されるノンコーディングRNAのひとつ。細胞核内に留まり、乳がんの増殖に関わるESR1遺伝子を活性化する。細胞核中でゲノムDNAの立体構造を作り、増殖と細胞死に関わる遺伝子間のバランスを調節する。
転写調節複合体の構成因子。様々な腫瘍性疾患の原因となることが予想されている。転写伸長因子複合体(SEC)をc-MycやHSP70などのタンパク質をコードする遺伝子領域にリクルートし、転写伸長を促進することが確認されている。また、LECを核内低分子RNA(snRNA)などのノンコーディングRNA遺伝子領域にリクルートする機能を有する。
通常のmRNAが2000〜3000個の塩基配列を持つのに対して、miRNAは18〜25個程度の塩基から構成される小さいncRNA(ノンコーディングRNA)。マイクロRNAとも。細胞内で相補的な塩基配列を持つmRNAと結合してその転写を制御する役割(RNAi)を持つ。miRNAとmRNAは一対一の対応関係にあるのではなく、1種類のmRNAに対して複数のmiRNAが作用したり、1種類のmiRNAが複数のmRNAをターゲットとしたりといった、複雑なネットワークが存在していることも明…
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。