健康用語WEB事典

バリン(valine)

必須アミノ酸のひとつ。分岐鎖アミノ酸のひとつである。

バリンの化学構造

バリンが胆汁酸合成系の特に代替経路における律速酵素であるCYP27mRNA発現を抑制し、肝臓でのケノデオキシコール酸合成を低下させることを介してコレステロール消費を促すことが報告されている。*1

バリンが不足すると、造血幹細胞の数が低下することが確認されている。

東京大学とスタンフォード大学の共同研究チームは、試験管培養により各アミノ酸造血幹細胞に及ぼす影響を評価した結果、造血幹細胞をバリン欠乏条件下で培養すると急速に生存率および骨髄再建能が低下することを発見した。また、バリン欠乏性飼料を給餌されたマウスでは顕著に造血幹細胞の数が減少することから、このマウスに放射線照射なしで造血幹細胞移植を行ったところ、移植された細胞が長期的に生着することが確認された。*2

*1東北大学機関リポジトリTOUR バリンによるコレステロール動態への影響に関する研究: https://tohoku.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=85387&item_no=1&page_id=33&block_id=38
*2必須アミノ酸バリンの欠乏が体内の造血幹細胞を減らし放射線を使わない骨髄移植法の開発へ: http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/files/161021.pdf

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このページの最終更新日時: 2020-09-15 (火) 15:02:57