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加水分解酵素を参照。
関連する用語
ファゴソーム(食胞)がリソソームと融合することにより形成される細胞小器官。細菌を貪食したマクロファージは、細菌が取り込まれたファゴソームと酵素などを含むリソソームが融合させてファゴリソソームを形成し、これによって取り込まれた細菌は死滅する。結核菌はファゴリソソームの形成に関わるRabの細胞内局在性を変化させることで、その形成を阻害して細胞内に寄生する。ファゴリソソーム内のpHは3.5~4.0程度であり、細菌や真菌、エンベロープを持つ一部のウイルスの活動を抑制し、かつ貪食され…
ヘキソサミン経路における、フルクトース-6-リン酸からグルコサミン-6-リン酸を生成する反応を触媒する律速酵素。L-グルタミン:D-フルクトース-6-リン酸アミドトランスフェラーゼとも。ヤマウルシ樹皮の成分である加水分解性タンニンによって阻害される。GFATは原核生物と真核生物のどちらのものも、N末端側のグルタミン結合ドメイン(ヒドロラーゼ)とC末端側のフルクトース-6-リン酸結合ドメイン(イソメラーゼ)を持つが、真核生物のものだけにこの2つのドメイン間に約70〜90個のアミ…
リン酸モノエステルを基質とし、至適pHがpH5付近の酸性側であるホスファターゼ。ヒドロラーゼでもある。酸ホスファターゼとも。ヒトのほとんどの細胞に発現し、組織や体液中に広く分布し、大半はリソソームに由来している。血清中の酸性ホスファターゼの約1/3は血小板由来、約2/3は破骨細胞由来。一部は酒石酸によって活性が阻害される。前立腺、骨、肝臓、腎臓、血球系に由来する5つのアイソザイムが存在する。前立腺がんが前立腺肥大症、炎症などで血中に増加する。
非対称性ジメチルアルギニンをシトルリンとジメチルアルギニン、モノメチルアルギニンをシトルリンとモノメチルアルギニンに分解するヒドロラーゼ。nNOSが発現する肝臓や腎臓、脳に分布するDDAH1と、eNOSが発現する心臓、肺、血管、腎臓に分布するDDAH2がある。
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
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