ビタミンK(vitamin K)

出血時などに血液が固まる働き(血液凝固)を助けるビタミンγ-グルタミルカルボキシラーゼ補酵素となる。*1

発見当初は凝固ビタミンと呼ばれ、凝固を意味するドイツ語「Koagulations」の頭文字を取ってビタミンKと名付けられた。*2

ビタミンKには以下の5種類がある。*3*4

ビタミンK3は人工的な合成によって生成される。主に食事によって摂取されるのはビタミンK1である。ビタミンK1は体内の各種の組織ビタミンK2メナキノン4)に変換される。

形成や動脈壁?石灰化抑制にも関わっている。*5

代謝にも関係しており、不足すると骨粗鬆症になりやすくなる。特に閉経後の女性では、ビタミンKの摂取量の低下が骨密度の低下に関係することが示唆されている。*6

血液凝固タンパクのほか、骨代謝に関わるオステオカルシンや他の細胞間物質を活性化する。*7

ビタミンKの摂取基準*8

男女ともに目安量は同じ。

年齢(歳)目安量(μg/日)
1~260
3~570
6~785
8~9100
10~11120
12~14150
15~17160
18~29150
30~49150
50~69150
70~150
妊婦150
授乳婦150

ビタミンKを多く含む食品

ビタミンK1は主に植物に含まれ、ビタミンK2腸内細菌発酵食品に含まれている。*9

ビタミンK1

ビタミンK2

特に納豆菌内でビタミンKを生産する。

ビタミンKに関連する薬剤

ビタミンK1止血剤?として、ビタミンK2骨粗鬆症治療薬として使用される。

ワルファリンなどの抗凝血薬?はビタミンKの働きを抑制する。そのため、服用時はビタミンKの摂取が制限されることがある。*10

*1あいち産業科学技術総合センターニュース 2015年5月号 植物油の水素添加処理に伴うビタミンKの変化: http://www.aichi-inst.jp/other/up_docs/no158_03.pdf
*2滋賀医科大学 痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ー薬物依存、依存性薬物: http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/subs-vitamin.html#vK
*3鈴鹿医療科学大学 薬学部 薬学科 廣田佳久 ビタミン K2変換酵素 UBIAD1 の生理的な役割: http://www.suzuka-u.ac.jp/information/bulletin/pdf/2015/1.pdf
*4あいち産業科学技術総合センターニュース 2015年5月号 植物油の水素添加処理に伴うビタミンKの変化
*5東京大学 ビタミンの入り口がわかった!: http://www.h.u-tokyo.ac.jp/vcms_lf/release_20150219.pdf
*6近畿大学医学部 公衆衛生学教室 ビタミンK: http://www.med.kindai.ac.jp/pubheal/guideline/guideline_VK
*7http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic2.pdf
*8日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html
*9鈴鹿医療科学大学 薬学部 薬学科 廣田佳久 ビタミン K2変換酵素 UBIAD1 の生理的な役割
*10東京医科大学八王子医療センター えいよう.com ビタミンKについて: http://hachioji.tokyo-med.ac.jp/eiyou/eiyou.php?gid=83

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このページの最終更新日時: 2018-02-21 (水) 10:51:24