健康用語WEB事典

ビタミンK依存性凝固因子(vitamin K dependent factors)

活性化にビタミンKを必要とする血液凝固因子。全て肝臓で合成され、活性化の際にカルシウムイオンを必要とする。*1

それぞれ前駆体タンパク質グルタミン酸残基カルボキシル化されてγ-カルボキシグルタミン酸残基となることで活性化する。このカルボキシル化の進行には還元型ビタミンKビタミンKエポキシド酸化される必要がある。*2*3

活性化の際にビタミンKが欠乏するとPIVKAデス-γ-カルボキシプロトロンビン)が生じる。

ビタミンK依存性凝固因子の種類*4

*1岡山大学病院 検査部/輸血部 PIVKA-II: https://www.okayama-u.ac.jp/user/kensa/kensa/tm/pivka.htm
*2ビタミンKエポキシド還元酵素の遺伝子型に基づいた抗凝固薬ワルファリンのオーダーメイド投薬 莚田泰誠: https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/82/3/82_KJ00004895444/_article/-char/ja/
*3VKORの立体構造とワルファリンの作用機序 森田隆司: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsth/21/4/21_4_395/_pdf/-char/ja
*4一般社団法人 日本血栓止血学会 » 用語集(詳細説明): https://www.jsth.org/glossary_detail/?id=216

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このページの最終更新日時: 2019-10-25 (金) 08:34:37