ビタミンK2(menaquinone-n : MK-n)

体内に最も多く存在するビタミンKメナキノンとも呼ばれる。主にMK-4メナキノン4)の形で存在する。

腸内細菌発酵食品に多く含まれている。

発酵食品中にはMK-6 ~ MK-8の形で存在しており、ビタミンKが豊富と言われる納豆にはMK-7?が最も多く含まれる。

ビタミンK2はの形成に関わることが確認されており、骨粗鬆症の治療薬としても利用されている。

MK-4は,ヒト骨芽細胞PKAを活性化し,細胞分化増殖因子である growth differentiationfactor 15(GDF15?)およびカルシウム調節因子である stanniocalcin 2(STC2)を介して形成を促進する*1

ステロイドの投与が原因となる骨粗鬆症に対しては、ある程度の改善効果が確認されたと報告されている。

2015年に原発性骨粗鬆症?の治療ガイドラインが改訂されたが、ビタミンK2(VK2)には骨密度の増加や骨折の発症抑制効果を示す報告があるため、骨粗鬆症治療薬の1つとして推奨されている。...

ステロイド投与による強力な骨粗鬆症の進行に対し、VK2の併用はステロイドによる一部の代謝マーカーに対して有意にその増悪を改善する効果がみられたものの、骨密度骨折予防の改善作用は軽度に留まることが示唆された。*2

また、メナキノン4がんアポトーシス誘導、神経細胞の維持や抗酸化作用を発揮することなどが確認されている。

MK-4は肝がん細胞白血病細胞に対して強いアポトーシス誘導作用を示すこと 17-19),神経細胞の生存性維持に働くこと 20),抗酸化活性を持ち電子伝達系にも関与することなど,PKや他のビタミンK同族体とは異なりMK-4特有の多岐にわたる生理作用が報告されている。*3

*1鈴鹿医療科学大学 薬学部 薬学科 廣田佳久 ビタミン K2変換酵素 UBIAD1 の生理的な役割: http://www.suzuka-u.ac.jp/information/bulletin/pdf/2015/1.pdf
*2全身性自己免疫疾患患者におけるステロイド性骨粗鬆症に対するビタミンK2の有効性: http://rep.toho-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php/36777613.pdf?file_id=2255
*3鈴鹿医療科学大学 薬学部 薬学科 廣田佳久 ビタミン K2変換酵素 UBIAD1 の生理的な役割

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:07:17