ビダラビン(vidarabine) †
単純ヘルペスウイルスや水痘帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルスなどのDNAウイルスが持つDNA依存性DNAポリメラーゼを阻害し、これらに対して強い増殖抑制作用を示すアデニン誘導体。9-β-D-アラビノフラノシルアデニン(ara-A)とも。商品名はアラセナやカサール。*1
アデノシンのリボース環に結合しているヒドロキシ基ひとつの向きを逆にした構造を持つ。産業的にはウラシルアラビノシド(ara-U)を前駆体とし、その糖部分をウラシルからアデニンに付け替えることで生成される。*2
*1*ビダラビン軟膏3%「SW」: http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6250700M1243_2_01
*2シリーズ「発掘!東工大の研究と社会貢献」第1回 東工大は抗ウイルス薬アラセナの発祥の地ですビタミンB2からウルソへと続く伝統が更にアラセナへ繋がった: http://www.cent.titech.ac.jp/DL/DL_Publications_Archives/contribution01.pdf
*2シリーズ「発掘!東工大の研究と社会貢献」第1回 東工大は抗ウイルス薬アラセナの発祥の地ですビタミンB2からウルソへと続く伝統が更にアラセナへ繋がった: http://www.cent.titech.ac.jp/DL/DL_Publications_Archives/contribution01.pdf
ご意見・ご要望をお聞かせください。
ビダラビンに関する情報を検索
この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2020-01-23 (木) 09:20:04