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ベンゼンが二つ結合した構造の有機化合物。
関連する用語
炭素原子による分子を基本骨格とする化合物の総称。かつては生物が生み出す物質と考えられていたが、1828年にフリードリヒ・ウェーラー(Friedrich Wöhler)によって、無機化合物であるシアン酸アンモニウムから有機化合物である尿素を人工的に合成可能であることが証明された。以下の物質は炭素を含むが、例外的に無機化合物に分類される。-黒鉛(石墨)-ダイヤモンド-炭酸カルシウムなどの鉱物-一酸化炭素、二酸化炭素などの気体タグ:
コールタールの蒸留によって得られるクレオソート。ナフタレン、2-メチルナフタレン、ビフェニル、アセナフテン、フルオレン、フェナンスレン、アントラセンなどを主成分とする防腐剤。200種類以上の成分が含まれるとされる。クレオソート油には優れた防腐性能が認められており,古くから電柱,枕木を始め土木資材等の耐久性を必要とする各種の木材の保存処理剤として広く使われてきた。以前は発がん性物質であるベンゾアントラセンを含んでいたため、これらの含有量に基準値が設けられた。
ポリ塩化ビフェニル(PCB)のうち、ビフェニルの2つのベンゼンが同一平面上にあるもの。
ビフェニルの水素が塩素に置換された化合物の総称。水に溶けにくく、沸点が高い油状。ポリクロロビフェニルとも呼ばれる。熱に強く電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから過去には工業製品などに使われていた。しかし、人体に蓄積して健康上の問題を引き起こすことから、現在は使用が禁止されている。トランスサイレチンに結合してサイロキシンが脳へ送られるのを阻害する。
最初に発見された芳香族化合物で、芳香族化合物を代表する化合物。ベンゼン環とも呼ばれる。分子式は C6H6融点5.5℃、沸点80.1℃。独特の芳香を持つ。合成樹脂や薬品など様々な用途に使用される。ベンゼンは、1825年にファラデー(M. Faraday, 1791-1867)によって発見された。ファラデーは、当時照明用に天然ガスを生産していた工場から副生する油状物に注目し、これをくり返し注意深く蒸留することで、沸点 186°F(86°C)、融点 42°F(6°C)の純粋な液体を…
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