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感染する能力を持つ完成したウイルスのこと。
ビリオンはカプシドがゲノムを囲む基本構造を持つ。
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核酸(DNAまたはRNA)をタンパク質の殻で囲んだ物体。ウィルスとも表記される。細胞を持たず、自らは代謝や繁殖も行わない。また無機化合物のように結晶を作るため、生物と無生物の間の存在と言われる。ゲノムとする核酸(コア)の種類によってDNAウイルスとRNAウイルスに大別される。ウイルスの大きさは、ほとんどのものが2030nmで、大きいものでも数百nmであり、細胞に比べてはるかに小さい。他の生物の細胞に自分の核酸を送り込んで増殖する。ウイルスの感染を受けた細胞は死滅するが、ウイル…
重症熱性血小板減少症候群の原因となる、ブニヤウイルス科フレボウイルス属のウイルス。マダニからヒトに感染し、消化器症状や神経症状、出血などを引き起こす。主に中国、韓国、日本に分布する。直径約80〜100nmの球形ビリオン構造をなし,表面に5〜10nmの突出するスパイクを有するエンベロープを持つ。ゲノムはマイナス鎖RNA。潜伏期間は5~14日(平均9日)。RNAはL、M、Sの3分節を有し、それぞれRNA依存性RNAポリメラーゼ、エンベロープ糖タンパク質、核タンパクと非構造タンパク…
ウイルスのグループ(科)。分節化した一本鎖マイナス鎖RNAをゲノムとして持つ。ビリオンはエンベロープを有し、その構造は球状もしくはフィラメント状。ゲノムであるRNAの転写と複製は感染した細胞の細胞核内で行われる。ムチンに高い親和性を持つ。さらに以下の5つの属に分類される。-インフルエンザウイルス--A型インフルエンザウイルス--B型インフルエンザウイルス--C型インフルエンザウイルス-トゴトウイルス-アイサウイルス
ウイルスのゲノムを囲む、脂質と糖タンパク質からなる殻。カプシドは単位構造が正二十面体型や螺旋状に規則正しく配列した集合体。カプシドタンパク(VP)と呼ばれる単位が複数集まって形成される。内部に含まれるゲノムとカプシドを合わせてヌクレオカプシドと呼ぶ。
細菌やウイルス、カビなどの病原体が身体(細胞)に取り付いて増えること。外界からの微生物(細菌やウイルス、カビなど)が、その微生物が本来はいないはずの部位に侵入・定着して、宿主の栄養や機能を利用して増殖を行った結果、宿主が発症するまでの一連の過程のこと。感染の種類詳細空気感染飛沫核感染空気中の飛沫核を吸い込む塵埃感染病原体を含む、吹き上がった土壌や埃を吸い込む飛沫感染病原体を含む飛沫を吸い込む接触感染経口感染病原体を含む食品・飲料を摂取する粘膜感染病原体を含む血液などが目や鼻の…
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