ピリドキサールリン酸(pyridoxal phosphate : PLP) †
ビタミンB6のひとつ。ピリドキサールがリン酸化した誘導体。様々な酵素の補酵素として働く。リン酸ピリドキサールや活性型ビタミンB6、ピリドキサール-5′-リン酸とも呼ばれる。*1
活性中心のあるリジン残基にシッフ塩基結合した内部アルジミン構造を持つ.
ピリドキサールリン酸(PLP)はアミノ基転移,脱炭酸,ラセミ化,α,β位またはγ位の共有結合の切断または形成などに関与し,さらにラジカル転移にも関与し,多様性を発揮できる点でユニークであり,その反応メカニズムは魅力的な謎に満ちている.どの反応を引き出すかを決定するのは,PLPを使う酵素自身であり,さらに厳密に言えばPLP周辺のアミノ酸残基群の寄与に負うところが大きい.*2
*1[商品名]ピリドキサール錠30mg「イセイ」: http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/pharmacy/db/medis/3/3134003F3143.html
*2量子化学計算が解明するピリドキサール酵素の反応機構: http://www.agr.okayama-u.ac.jp/ApplEnz/takashi/PLP_QM.pdf
*2量子化学計算が解明するピリドキサール酵素の反応機構: http://www.agr.okayama-u.ac.jp/ApplEnz/takashi/PLP_QM.pdf
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このページの最終更新日時: 2018-03-31 (土) 10:19:26