健康用語WEB事典

フィタン酸(phytanic acid)

分岐鎖脂肪酸のひとつ。炭素数16の主鎖メチル基の分岐を4つ持つ。反芻動物のに含まれ、生活習慣病に対する改善効果が報告されている。*1

フィタン酸の化学構造

反芻動物の体内では、クロロフィルから遊離したフィトールからルーメン内の微生物によって生成されると考えられている。PPARリガンドとなり、特に免疫細胞に多く発現するPPARγと高い親和性を持つ。*2

α酸化において、アシルCoAシンテターゼ触媒されフィタノイルCoAとなる。*3

*1KAKEN — 研究課題をさがす | クロロフィルから生じるフィタン酸による反芻家畜の代謝調節と生産物の機能性強化 (KAKENHI-PROJECT-26292138): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-26292138/
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 反芻動物ルーメンにおけるフィタン酸の生成機構と機能性評価に関する研究 (KAKENHI-PROJECT-15K07706): https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K07706/
*3長鎖塩基の代謝に関わるアルデヒド脱水素酵素と新規α酸化経路の解明 : HUSCAP: https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/68529

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このページの最終更新日時: 2019-05-01 (水) 12:51:59