フェルラ酸(ferulic acid) †
ケイ皮酸の誘導体。穀物中に最も多く含まれるフェノール酸であり、小麦中の全ポリフェノールの90%を占めるとされる。*1
穀物のアリューロン層や外皮?に存在し、アラビノキシランやヘミセルロースなどとのエステルとして食物繊維を形成する。
植物の細胞壁にも最も豊富に存在する。キシランなどの食物繊維からフェルラ酸エステラーゼの働きによって遊離する。*2
フェルラ酸は腸管から吸収され、血圧降下やコレステロール低下、血糖低下などの作用を持つとされる。
*1フェノール酸の吸収機構とその生理的意義 小西豊: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/44/8/44_8_532/_pdf/-char/ja
*2CiNii 論文 - 麹菌由来のフェルラ酸エステラーゼについて: https://ci.nii.ac.jp/naid/110009635060/
*2CiNii 論文 - 麹菌由来のフェルラ酸エステラーゼについて: https://ci.nii.ac.jp/naid/110009635060/
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このページの最終更新日時: 2019-10-23 (水) 08:58:08