フコイダン(fucoidan) †
硫酸化多糖類の総称。ワカメや昆布、もずくなどのヌメリ成分に含まれる。特にモズクにはワカメや昆布の5〜8倍のフコイダンが含まれる。*1
フコイダン本来の分子量は20~80万であるが、人体が十分に吸収できる分子量は3000以下のため、酵素によって低分子化して消化管から吸収しやすくする。
この低分子化したフコイダンには以下の効果があると考えられている。
マウスを用いた実験では、この低分子化したフコイダンには、腫瘍の増殖抑制効果が見られ、生存日数においても延命効果が確認されている。
フコイダンは食物繊維の一種であることから、食物からの吸収率は高くないと考えられている。
抗がん作用については、モズク由来フコイダンを添加して培養したがん細胞株で細胞死(アポトーシス)がみられたことから、直接的ながん細胞の殺傷(アポトーシス誘導作用)がフコイダンの作用のひとつとして考えられます。また、腫瘍部分における血管新生を抑制して、間接的に腫瘍の増殖を抑える効果を発揮することが報告されています。しかし、これらの知見は、培養実験やフコイダンを静脈投与する試験などから得られた結果であり、一般的に消化・吸収されにくい食物繊維であるフコイダンを口から摂取した場合でも、体内の腫瘍に届いて効果を発揮できるかどうかは、明らかになっていません。*2
実際にフコイダンのみで様々ながんを治した例が報告されている。*3
*1九州大学 農学部 フコイダンとは|海藻由来酵素消化低分子化フコイダンの抗腫瘍効果の研究: http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/crt/fe/about.html
*2海藻成分フコイダンの生体調節機能に関する研究|機能性多糖分析学寄附講座: http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/bapsa/research_announcement/04.html
*3癌に関する臨床報告TOP – NPOフコイダン研究所: http://www.fucoidan-life.com/clinicalreport/clinical_top/
*2海藻成分フコイダンの生体調節機能に関する研究|機能性多糖分析学寄附講座: http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/bapsa/research_announcement/04.html
*3癌に関する臨床報告TOP – NPOフコイダン研究所: http://www.fucoidan-life.com/clinicalreport/clinical_top/
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このページの最終更新日時: 2019-02-13 (水) 10:21:12