フルオロアパタイト(fluorapatite, fluoroapatite) †
歯のエナメル質を構成するヒドロキシアパタイトがフッ素と反応してできる耐酸性の物質。フッ化アパタイトやフッ素燐灰石とも呼ばれる。六方晶構造で柱状の結晶を作る。化学式は Ca5(PO4)3F *1
フルオロアパタイトはハイドロキシアパタイトよりも、虫歯菌の出す酸に対して溶かされにくい。
歯の表面では、食事のたびに脱灰によって歯からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出すが、再石灰化によって再び歯に取り込まれる。その再石灰化の時にフッ素イオンを一緒に歯に取り込むことで、エナメル質は硬く強い結晶構造を持つフルオロアパタイトとなり、酸によって溶かされにくい歯になる。*2
*1サメの歯の原子構造の可視化に成功 | AIMR: http://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/jp/news/press/2014/20140129_000445.html
*2新潟大学歯学部 フッ化物によるう蝕予防: http://www.dent.niigata-u.ac.jp/anatomy1/education/SS2002/9th/6.pdf
*2新潟大学歯学部 フッ化物によるう蝕予防: http://www.dent.niigata-u.ac.jp/anatomy1/education/SS2002/9th/6.pdf
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:07:25