ブラジキニン(bradykinin : BK)

9個のアミノ酸から構成されるペプチドキニンに分類される。血液凝固の際に放出される生理活性物質。強い痛みを起こす作用や血圧降下の効果がある。1948年にヘビ毒として発見された。一部はカリジンから生成される。*1*2

炎症に際して産生され、血管拡張やサイトカインロイコトリエンの産生、補体系の活性化による免疫細胞遊走などの作用を持つ。*3

心不全による心肥大心筋梗塞時の虚血再灌流障害を防ぐ作用なども確認されている。

ブラジキニンを代表とするキニンは、発痛作用、血管拡張、血管透過性亢進、Na排泄促進作用、などの多彩な働きがあり、「炎症病態」「痛みの発生」「血圧の調節」などに関係することが明らかにされてきました。関連する薬では、例えばアンジオテンシン変換酵素阻害薬(例、カプトプリル)はアンジオテンシンの産生を阻害しますが、同時にブラジキニンの分解を阻害し、体内のブラジキニン作用を強めることで血圧下降や心臓保護作用を持つことが知られています *4

*1キニンの作用: http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/09jugyou/5.angiotensin.pdf
*2痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ー発痛物質: http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/subs-algo.html
*3ラット眼球および三叉神経節におけるブラジキニンB2型受容体の発現と局在の検討: http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/2297/9468/1/AN00044397-109-009.pdf
*4神戸学院大学 薬学部 第10研究室 研究内容: http://www.kobegakuin.ac.jp/~p_admin/kenkyu/10_2/naiyo10_2.html

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このページの最終更新日時: 2019-04-14 (日) 11:00:14