ブルセラ症(brucellosis) †
ブルセラ属の細菌による感染症。4類感染症のひとつ。ヒトに感染を起こす細菌を保有する動物は牛や羊、山羊、豚、犬、猫、ネズミなどが報告されている。*1*2
特に地中海地方での発生が多い。細菌を持つ動物や、その動物から作られる食品の摂取によって発症する。空気感染も起こり得る。
潜伏期間は5〜60日。症状は発熱、衰弱、関節痛、各臓器の炎症など。精巣への感染は無精子症の原因となる。最悪の場合は死に至る。*3
ブルセラ症は、19世紀にクリミア熱?の一つとされていた弛張熱(RemittentFever)と同義であり、その特徴は神経過敏症(Nervous irritability)、発熱性興奮譫妄症(Feverish excitability and delirium)、長期胃炎症(Prolonged gastric irritation)などの症状を引き起こす。全身の痛み、抑うつ症、食欲不振、妄想、息切れ、最もひどい症状は坐骨神経痛、激痛を伴う脊椎炎や脊髄の炎症などが一定の期間をおいて襲って来ては一定の期間苦しめると潮が引くように回復する、それが繰り返されていくのである。*4
原因となるブルセラ属細菌の種類*5 †
- ブルセラ・アボータス?
- ブルセラ・メリテンシス
- ブルセラ・スイ?
- ブルセラ・ランギフェリ?
- ブルセラ・カニス
*1ブルセラ症(Brucellosis)鹿児島大学 岡本嘉六: http://www.vet.kagoshima-u.ac.jp/kadai/V-PUB/okamaoto/vetpub/Dr_Okamoto/Zoonoses/Zoonoses%20in%20Humans/EU%20Brucella.pdf
*2長野県で発生した新規ブルセラ属菌による感染症 | 酪農学園大学動物薬教育研究センター: https://cvdd.rakuno.ac.jp/archives/2630.html
*3岡山大学病院 検査部/輸血部 ブルセラ: https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/nvirus/burusera.htm
*4日本赤十字九州国際看護大学学術情報リポジトリ クリミア熱とナイチンゲール: https://jrckicn.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=392&item_no=1&page_id=13&block_id=17
*5三重大学医学部附属病院 感染対策チーム ブルセラ症: http://www.medic.mie-u.ac.jp/ict/4-29.html
*2長野県で発生した新規ブルセラ属菌による感染症 | 酪農学園大学動物薬教育研究センター: https://cvdd.rakuno.ac.jp/archives/2630.html
*3岡山大学病院 検査部/輸血部 ブルセラ: https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/nvirus/burusera.htm
*4日本赤十字九州国際看護大学学術情報リポジトリ クリミア熱とナイチンゲール: https://jrckicn.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=392&item_no=1&page_id=13&block_id=17
*5三重大学医学部附属病院 感染対策チーム ブルセラ症: http://www.medic.mie-u.ac.jp/ict/4-29.html
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このページの最終更新日時: 2018-08-28 (火) 15:10:32