ペア型受容体(paired receptor) †
免疫グロブリン様受容体の一種。
非常に相同性の高い細胞外ドメインを持ちながら、細胞内にITIM を持つ抑制型受容体とITAMを持つ活性型受容体の相反するシグナル伝達能を持つ受容体。免疫細胞に多く発現する。*1
ヒトMHCクラスⅠ分子(HLAクラスⅠ分子)はT細胞受容体だけでなく、多くのペア型受容体に結合して免疫細胞のシグナル伝達に関与する。
免疫細胞には受容体が存在する。その中にペア型免疫受容体と呼ばれる一群がある。ペア型免疫受容体の特徴は、細胞外のアミノ酸構造が類似することと、細胞を活性化する受容体(活性化型)と細胞の活性化を抑える受容体(抑制型)が対を形成していることである。*2
*1免疫系表面受容体を介した細胞間コミュニケーション|研究概要|北海道大学薬学研究院/生体分子機能学研究室: http://convallaria.pharm.hokudai.ac.jp/bunshi/research_02.html
*2敗血症の進行を抑えることに成功 ~CD300f の機能阻害薬による敗血症治療への可能性~|順天堂: https://www.juntendo.ac.jp/news/20170630-01.html
*2敗血症の進行を抑えることに成功 ~CD300f の機能阻害薬による敗血症治療への可能性~|順天堂: https://www.juntendo.ac.jp/news/20170630-01.html
ご意見・ご要望をお聞かせください。
ペア型受容体に関する情報を検索
この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2020-08-23 (日) 12:32:19