ペニシリン(penicillin) †
青カビが産生する抗生物質。イギリスのサー・アレクサンダー・フレミング(Sir Alexander Fleming)が偶然発見したとされる。
細菌の細胞壁合成を阻害することで、細菌の増殖を抑える効果がある。マイコプラズマのような細胞壁を持たない細菌には効果がない。*1
消化管での吸収率が低く、飲み薬としては適さない。
ペニシリンの効果は、その構造中に含まれるβ-ラクタムによることが明らかとなり、後にβ-ラクタムを含む化合物であるメチシリンやフロモキセフなどが開発された。*2
*1技術評論社 東京薬科大学 生命科学部 工藤佳久 都波幹夫 生命科学がわかる
*2(株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30
*2(株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:07:39