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アトピー性皮膚炎が慢性化する原因となるタンパク質。
IL-4やIL-13によって生成され、これが皮膚組織に沈着することで炎症を起こす物質が継続的に産生されることになる。*1
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毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス(proteios) に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…
インターロイキンのひとつ。主にTh2細胞が産生するサイトカイン。ヒトのB細胞が産生する抗体のIgEへのクラススイッチを誘導する。喘息などで起こる気道炎症の原因であることが知られている。
体の表面を覆い、外界に直接触れる器官。体重の約16%を占める。皮膚は表皮とその下の真皮の2層から構成される。さらに真皮の下には皮下組織があり、それによって奥にある筋膜、腱膜、骨膜などに緩やかに結び付いている。手の皮膚が風呂などで長時間、水に浸かった時にしわができる(ふやける)理由は以下の2つの説がある。+手の皮膚の表面にある、死んだ細胞が重なっている角質の層に水分がしみ込むことで膨らみ、角質層の下にある皮膚と体積の差ができて、しわができる。+指の神経が切れている人の指はふやけ…
アトピーによる皮膚炎。根本的な治療法はなく、対症療法が主。通常、加齢によって自然に治る。症状は湿疹、痒み、皮膚の免疫力低下など。接触性皮膚炎と共通して湿疹が主症状(Ⅳ型アレルギー)であるが、検査をしてみるとIgEが主役のⅠ型アレルギーが関与する所見が見られる。アトピー性皮膚炎において起こっている、アレルギー性炎症は、Ⅰ型アレルギーともⅣ型アレルギーともいえない、両者が合わさったような反応が想定されています。IL-31が受容体に結合することを阻害することで痒みを抑えられることが…
数種類の細胞が決まったパターンで集まってできる構造。多細胞生物では、細胞はどこかの組織に属す。-上皮組織-結合組織-筋組織-脂肪組織-神経組織組織が集まると器官と呼ばれる。
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