健康用語WEB事典

ペリリピン(perilipin)

脂肪細胞脂肪滴の表面に存在するタンパク質。ペリリピンで覆われた脂肪滴酵素による分解を受けにくくなる。脂肪細胞以外の脂肪滴には存在せず、それらの脂肪滴は分解されやすく大きくなりにくい。*1

ペリリピンを欠損したマウスにおいて、脂肪滴の形成や脂肪の合成に関わる遺伝子発現に異常が起こることが確認されている。

ホルモン感受性リパーゼが活性化されることで開き、中性脂肪が分解される。*2

脂肪前駆細胞から成熟した脂肪細胞へと分化する過程でPPARγ2によって発現が亢進する。

*1脂肪細胞における「肥満へのサイクル」の存在が明らかに | 東京大学大学院農学生命科学研究科: http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2013/20130531-1.html
*2脂肪組織由来ホルモンによるエネルギー代謝調節 岸田堅 船橋徹: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/51/5/51_5_373/_pdf/-char/ja

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このページの最終更新日時: 2018-09-05 (水) 15:53:01