ホスファチジルイノシトール-4-リン酸(phosphatidylinositol-4-phosphate : PtdIns4P) †
PI4Kによってホスファチジルイノシトールの4位がリン酸化した誘導体。動物細胞において最も量が多いイノシトールリン脂質。細胞膜やゴルジ体に豊富に存在する。ホスファチジルイノシトール-4,5-ビスリン酸の前駆体となる。*1
小胞体と細胞膜との接触部位あるいは小胞体とゴルジ体との接触部位を介した脂質輸送において必須であることが確認されている。
ホスファチジルイノシトール-4-リン酸による濃度勾配によってORP5およびORP8によるホスファチジルセリンの輸送を駆動する。
*1ホスファチジルイノシトール 4-リン酸による細胞機能の制御 中津史 新潟大学大学院医歯学系総合研究科 神経生化学: https://dbarchive.biosciencedbc.jp/data/leading_authors/data/Doc/Nakatsu-5.e008-PDF.pdf
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このページの最終更新日時: 2019-11-27 (水) 09:28:57