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エリオシトリンの代謝産物のひとつ。エリオジクチオールのメチル化誘導体。
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メチル基(-CH3)を付加する化学修飾。DNAのヌクレオチドのメチル化は、遺伝子発現を抑制する場合の最も基本となる化学修飾。この修飾の異常によって、シトシンやがん抑制遺伝子が突然変異を引き起こし、がん細胞が生じる恐れがある。ゲノムの遺伝子部分、とくに発現のコントロールにかかわる部分が誤ってメチル化されると、タンパク質がつくられなくなることがある。それが細胞分裂やアポトーシスにかかわる遺伝子だったら、がん化に結びつくことになる。しかし、メチル化を抑制すれば問題が解決するわけでは…
フラバノンのひとつ。エリオシトリンのアグリコン。柑橘類の果皮に多く含まれる。食物として摂取されたエリオシトリンはエリオジクチオールに代謝されて吸収され、グルクロン酸抱合体として血液中や尿中に見出される。
代謝によって生じる物質の総称。-中間代謝産物-最終代謝産物(終末代謝産物)-一次代謝産物-二次代謝産物
エリオジクチオールの配糖体のひとつ。エリオシトリンはレモン(特に中果皮)に含まれる主要なポリフェノールであり、他の柑橘類に比べて30〜100倍多く含まれるとされる。エリオシトリンには強い抗酸化作用や脂質代謝改善効果、血糖や血圧の上昇を抑える効果があることが報告されている。エリオシトリンは消化・吸収後、エリオジクチオール、ホモエリオジクチオール、ヘスペレチン等に変換され、グルクロン酸との抱合体として血漿中に存在する。炎症反応の局部において、グルクロン酸の脱離が起き、エリオジクチ…
ある物質の化学構造を一部変化させることで生成される、元の物質に似た化学構造や性質を持つ物質のこと。誘導体とは有機化合物の一部分が官能基の導入、酸化、還元、原子の置き換えなど、母体の構造や性質を大幅に変えない程度の改変がなされた化合物のことをいいます。誘導体から見た、その誘導体の元となる物質は前駆体と言える。
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