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同じ種類の2つのタンパク質が結合して形成する二量体。ホモダイマーとも。
関連する用語
慢性骨髄増殖性腫瘍の原因遺伝子となる非受容体型チロシンキナーゼ。その点突然変異(V617F変異)は血球の無秩序な異常増殖を引き起こすことが報告されている。JAK2はホモ二量体を形成する受容体に直接会合し、エリスロポエチンなどのサイトカイン細胞内シグナル伝達に中心的役割を担う。変異体となったJAK2はSTAT5やc-Mycの活性化および発現を誘導し、また、これらの転写因子の活性化はJAK2変異体による発がんシグナルに必須の役割を果たすとされる。
2つのポアドメインを持つカリウムチャネル。15種類のサブタイプが同定されている。K2Pチャネルとも。pHや温度、揮発性麻酔薬などによる多様な刺激によって活性化し、静止膜電位の形成に寄与する。ホモ二量体形成によりチャネル孔を構成するのみならず、ヘテロ二量体を形成することで薬物感受性の変化が起こることが報告されている。
代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)のひとつ。脳の様々な部位に発現し、記憶に関わることが知られている。2つのサブユニットが会合したホモ二量体として構成されている。それぞれのサブユニットはグローブ状の構造をしており、グルタミン酸結合によってグローブが閉じるように細胞外領域の構造が変化することが知られている。グルタミン酸以外にも、細胞外のカルシウムイオンやガドリニウムイオンによって活性化されるが、ガドリニウムイオンだけは他のリガンドとは異なる部位に結合することが報告されている。
神経細胞のシナプス小胞上に発現し、その結合に関わるタンパク質。末梢組織の知覚神経にも局在が認められる。ホモ二量体を形成する。5種類のアイソフォームが存在する。-シナプシン1-シナプシン2-シナプシン3
IL-6をリガンドとする受容体。IL-6との結合はgp130のホモ二量体形成を惹起し、JAK-STAT3系、Ras-MAPK系、PI3K-Akt系を活性化し、細胞核へのシグナル伝達を誘導する。膜貫通型と可溶型が存在する。膜貫通型は肝細胞や白血球などの一部の細胞にのみに発現する。可溶型は血液や組織液に存在し、ほとんどの細胞で発現しているgp130を活性化する。
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