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α-グルコシダーゼを阻害する作用を持つ有機化合物。糖尿病患者の食後の血糖を改善する薬剤の有効成分。*1
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炭素原子による分子を基本骨格とする化合物の総称。かつては生物が生み出す物質と考えられていたが、1828年にフリードリヒ・ウェーラー(Friedrich Wöhler)によって、無機化合物であるシアン酸アンモニウムから有機化合物である尿素を人工的に合成可能であることが証明された。以下の物質は炭素を含むが、例外的に無機化合物に分類される。-黒鉛(石墨)-ダイヤモンド-炭酸カルシウムなどの鉱物-一酸化炭素、二酸化炭素などの気体タグ:
血液中のブドウ糖(グルコース)を調整するインスリンを分泌するβ細胞の異常や、インスリンが自体が効きにくくなることによって血糖が増え、血糖値が上がる病気。血液中のブドウ糖が尿に漏れ出る(糖尿が出る)ことからその名前が付けられた。糖尿病の患者数は国内に約1000万人ほどと言われている。初期には自覚症状はほとんどないが、合併症を引き起こす可能性の高い危険な疾患。糖尿が出た時点で糖尿病はかなり進行していると考えられる。血液中のグルコースがうまく消費されず、代わりに脂肪が消費されるため…
多糖類が持つグリコシド結合(α-1,4結合)を加水分解する反応を触媒する酵素の総称。デンプンやオリゴ糖の非還元末端からグルコースを1分子ずつを切り出す。マルターゼ、イソマルターゼ、スクラーゼ、ラクターゼなどの総称で、二糖類、三糖類を単糖に加水分解する。グルコアミラーゼでは、切り出したグルコースがβ-アノマーに転換されるのに対し、α-グルコシダーゼはα-アノマーのままである。また、グルコアミラーゼはグルコース分子間の結合のみを分解するが、α-グルコシダーゼはグルコースが他の糖や…
血液に含まれるグルコース(ブドウ糖)のこと。血糖値は血液に含まれるブドウ糖の量を数値化したもの。正常であれば血糖値は一定に保たれる。基準以上の血糖値となる状態を高血糖と呼ぶ。
小腸に作用し、炭水化物の分解を遅くして血糖値の上昇を抑える糖尿病の治療薬。副作用として腹部膨満感がある。-アカルボース-ボグリボース-ミグリトール
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