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ポピー?(ケシ?)の種子から得られる油脂。
脂肪酸はリノール酸が68%、オレイン酸が14%、パルミチン酸が9%。ビタミンEが含まれる。*1
タグ: 脂質 油脂 植物油
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脂質を構成する要素のひとつ。脂肪族カルボン酸とも。化学的には長鎖炭化水素の一価カルボン酸の総称であり、炭化水素とカルボキシ基(-COOH)を持つ有機化合物(カルボン酸)である。以下のように炭素が長く連なった構造(主鎖)を持つ。以下はリノール酸の化学構造。空腹時に脂肪が分解されて血液中に移行した脂肪酸は、肝臓のミトコンドリアにおいてβ酸化を受けてアセチルCoAとなる。脂肪酸は、その化学構造に含む二重結合の数によって以下のように分類される。これらの脂肪酸の摂取バランスが崩れると、…
炭素数16の飽和脂肪酸。生体内に最も多く存在する。パルミトイルCoAに変換され、7回のβ酸化によって8分子のアセチルCoAと7分子のFADH2、7分子のNADHが生成される。これらから最終的には106分子のATPが得られる(129分子とする文献もある)。7分子のNADHおよびFADH2と、8分子のアセチルCoAが作られます。アセチルCoAはさらにクエン酸回路に入り、NADH、FADH2、GTPが生成されます。これらが電子伝達系を経て生成されるATPは、最終的に131分子となり…
脂溶性ビタミンのひとつ。熱や酸性に強く、鉄やアルカリ性、紫外線によって分解される。ビタミンE自身は酸化されやすい物質であるため、他の物質を還元する抗酸化作用を持つ。この抗酸化作用により、血管や細胞膜の健康を維持して老化を防ぐ役割がある。ビタミンAとともに存在する場合、ビタミンAの酸化を防止する作用がある。抗酸化力を失ったビタミンEはビタミンCによって還元される。過酸化脂質になりやすい多価不飽和脂肪酸を多く含む脂質を多く摂取した場合はビタミンEも多く摂取する必要があるとされる。…
必須脂肪酸であるn-6系脂肪酸のひとつ。分子式は C18H32O2植物はリノール酸を種子に多く蓄えるため、植物油にはリノール酸が多い。必須量は2g以下であるが、米や麦、豆類、肉類、卵類にもリノール酸が含まれているため、普通に食事をすればリノール酸が不足することは少なく、逆に過剰摂取になりやすい。体内でリノール酸からγ-リノレン酸を経てアラキドン酸が生成される。したがって、多量にリノール酸を摂取すると、細胞がアラキドン酸で満たされ、エイコサノイドが過剰に生成される。その結果、が…
常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)をまとめて油脂と呼ぶ。単純脂質のひとつ。油と脂の違いは、それを構成する脂肪酸の種類(化学的構造)の違いによるものである。脂肪とは本来、油脂のうち固体のものである脂を指す。油脂の基本的な性質は以下のとおり。一般に,黄色もしくは褐色で,特有の匂いを有する。水には不溶,アルコールには難溶であるが,有機溶媒にはよく溶ける。比重が 0.90 ~ 0.97 で水に浮かぶ。油脂はグリセリンに3つの脂肪酸が結合した形をしているトリアシルグリセロール…
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