ポリアミン(polyamine) †
複数のアミノ基を持つ有機化合物。窒素を含む低分子で塩基性の生理活性物質。全ての細胞が持つ物質であり、細胞の成長に必要。*1
肥満細胞から出てヒスタミンの放出を促進する。腸内細菌からも産生される。細胞内では核酸などの酸性成分と結合しており、DNAの安定化やmRNAの翻訳促進など、遺伝子の発現制御に関わる。*2
ポリアミンは私たちのからだの全ての細胞が持つ物質であり、細胞の成長、新陳代謝に欠かせない物質です。このポリアミンが肥満細胞の顆粒内にあるVPATと呼ばれる輸送タンパク質により輸送され、放出されることが新たにわかりました。また、このようにして放出されたポリアミンはヒスタミンの放出を増強していることもわかりました。*3
動脈硬化などの心血管疾患の予防作用、炎症やオートファジー誘導を介した寿命延伸作用などが報告されている。加齢とともに減少する。*4
ポリアミンの種類 †
*1ポリアミン代謝により産生されるアクロレインの細胞毒性機序: http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024620611-00
*2Kyoto University Research Information Repository: 大腸菌のγ-グルタミル中間体を経由する新規プトレッシン代謝系に関する研究: https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/144246
*3ポリアミン輸送タンパク質によるヒスタミン放出調節 新たな抗アレルギー薬へつながる発見 - 国立大学法人 岡山大学: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id442.html
*4石川県立大学 個々の腸内細菌の生き残り戦略が組み合わさることで 機能性物質ポリアミンが産生されていることを発見 ポリアミンで予防・軽減が期待される疾患(心血管疾患など)への応用が期待される: http://www.ishikawa-pu.ac.jp/news/files/2018/06/shiryou_20180628.pdf
*2Kyoto University Research Information Repository: 大腸菌のγ-グルタミル中間体を経由する新規プトレッシン代謝系に関する研究: https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/144246
*3ポリアミン輸送タンパク質によるヒスタミン放出調節 新たな抗アレルギー薬へつながる発見 - 国立大学法人 岡山大学: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id442.html
*4石川県立大学 個々の腸内細菌の生き残り戦略が組み合わさることで 機能性物質ポリアミンが産生されていることを発見 ポリアミンで予防・軽減が期待される疾患(心血管疾患など)への応用が期待される: http://www.ishikawa-pu.ac.jp/news/files/2018/06/shiryou_20180628.pdf
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このページの最終更新日時: 2019-12-20 (金) 15:09:01