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急性灰白髄炎を参照。
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病原体の感染によって起こる、手足や呼吸筋などの筋緊張の低下、筋力低下、深部腱反射の減弱・消失、筋萎縮などの急性で弛緩性の運動麻痺を呈する疾患の総称。ポリオ対策の観点から、各国で15歳未満の急性弛緩性麻痺を把握する必要があるため、国内でも報告が必要な5類感染症として指定されている。
ポリオウイルスが運動中枢へ感染することで起こる、急性弛緩性麻痺を主な症状とする感染症。2類感染症に分類される。ポリオとも呼ばれる。主に5歳以下の幼児に感染が広がる。初期症状は発熱、倦怠感、頭痛、嘔吐、首の硬直、四肢の痛みなど。重症になると四肢の随意筋(多くは下肢)の弛緩性麻痺が現れる。ポリオの大流行は1960年、北海道に起こった。炭礦の夕張市に始まり、爆発的に全道に広まり、1602人の子どもが罹患し、127人が死亡、830人に四肢や体幹の障害を残した。感染は1988年から99…
急性灰白髄炎(ポリオ)の原因となるウイルス(RNAウイルス)。Ⅰ型〜Ⅲ型の3種類があるが、Ⅰ型が圧倒的に多く、Ⅱ型による感染はほとんどないとされる。ポリオウイルスは1本鎖のRNAを遺伝子として持つ。正二十面体で、直径が28nm程度と、RNAウイルスの中ではもっとも小さい。動物ウイルスで最初に結晶化され、またRNAが感染症を示すとわかった最初のウイルスである。写真中の白いバーの長さは50nm。ポリオウイルスは口から入り、喉や胃腸で増殖した後、血流に運ばれ中枢神経で増殖及び運動神…
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