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寄生虫駆虫作用を持つ16員環マクロライド系抗生物質。フィラリア、オンコセルカ症、糞線虫症、疥癬などに対する治療薬。アベルメクチンのジヒドロ体。商品名はストロメクトールやメクチザン。構造の異なる2種類（イベルメクチンB1a、イベルメクチンB1b）が存在する。無脊椎動物の神経および筋細胞に存在するグルタミン酸作動性塩素チャネルに選択的に結合し、塩素イオンに対する細胞膜の透過性を上昇させて寄生虫に麻痺を起こして死滅させる。RNAウイルスに対する抗ウイルス活性を有し、SARS-CoV…

中員および大員環ラクトン（マクロサイクリックラクトン）を含む天然物の総称。化学構造中にマクロライドを含む抗生物質をマクロライド系抗生物質と呼ぶ。当初はロバート・バーンズ・ウッドワード（Robert Burns Woodward）によって放線菌が産生する大環ラクトンに塩基性の糖が結合する一連の抗生物質の総称として提唱された。

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