マグネシウム(magnesium, Mg)

金属元素のひとつ。体に必要なミネラルのひとつ。体内には約25gが存在し、50〜60%がにある。血液中の濃度は1.8〜2.3mgに調節されており、不足すると副甲状腺ホルモンの働きによってから補充される。ATPアーゼイオンポンプとしての活性に必須。*1

マグネシウムは、の弾性維持、細胞カリウム濃度調節、細胞核の形態維持に関与するとともに、細胞がエネルギーを蓄積、消費するときに必須の成分である。多くの生活習慣病アルコール中毒の際に細胞内マグネシウムの低下が見られ、機能が低下すると高マグネシウム血症となる場合がある。*2

細胞内ではエネルギー産生と利用、タンパク質の合成や酵素活性に関与し、細胞外では神経伝達活動や心血管系のトーヌスに関わる。

筋肉血球などの細胞内に多く存在する。*3

マグネシウムの推奨摂取量*4

年齢(歳)性別ごとの推奨量(mg)
男性女性
1~27070
3~5100100
6~7130130
8~9170160
10~11210220
12~14290290
15~17360310
18~29340270
30~49370290
50~69350290
70~320270

マグネシウムを含む食品*5

マグネシウムは、種実や葉野菜、未精製の穀類など多く含まれる。

また、マグネシウムは海水に含まれるため、魚介類や海産物に豊富に含まれる。*6

食品名100g当たりのマグネシウム含有量(mg)
青のり1400
わかめ1100
ひじき640
干しエビ520
アーモンド290
大豆220
きくらげ210
玄米110

マグネシウムの欠乏症

神経興奮、不整脈虚血性心疾患疲労感こむら返りテタニーめまい、気分障害など。通常の食生活では不足することはないとされる。

アルコールによってマグネシウム尿中への排出が促進されるため、大量の飲には注意が必要。

マグネシウムを欠乏させた動物では、著明な脾臓胸腺の肥大、リンパ球の増加、カテコールアミンセロトニン代謝異常が認められる。*7

マグネシウムの過剰症

過剰摂取による健康障害は下痢

*1西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt
*2文部科学省 無機質: http://fooddb.mext.go.jp/nutman/nutman_04.html
*3東北大学病院【NST 栄養ひろば】「栄養に関する情報提供」: http://www.hosp.tohoku.ac.jp/pc/img/tyuuou/nst_magnesium.pdf
*4日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html
*5文部科学省 食品成分ランキング: http://fooddb.mext.go.jp/ranking/ranking.html
*6東北大学病院【NST 栄養ひろば】「栄養に関する情報提供」
*7KAKEN — 研究課題をさがす | マグネシウム欠乏の免疫応答に及ぼす影響 (KAKENHI-PROJECT-04454217): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-04454217/

マグネシウムに関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]


コメントはありません。


このページの最終更新日時: 2019-03-08 (金) 11:02:05