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セラミドの1位のヒドロキシ基にホスホコリンがエステル結合したスフィンゴリン脂質。哺乳類の細胞のリン脂質の5〜10%を占める。髄鞘(ミエリン鞘)を構成する主成分。髄鞘形成促進作用を持ち、母乳にも豊富に含まれる。体内に存在するスフィンゴ脂質の約85%を占める。肉や魚、乳、鶏卵など動物由来の食品に広く含まれる。鶏が多くのスフィンゴミエリンを持つため、実験用に入手しやすい。スフィンゴミエリンというリン脂質の一種が鶏には大量に存在しています。スフィンゴミエリンには皮膚や脳に良い効果をも…
オリゴデンドロサイトの細胞膜が神経線維(軸索)に巻き付いて形成される部位。ミエリン鞘とも。重量の70~80%が脂質であり、残りの約20%はタンパク質。脂質はスフィンゴミエリンを主成分とする。髄鞘の発生をサイトヘジンが制御していることが報告されている。高い電気抵抗を持ち、この髄鞘が絶縁シートとして働くことで、非常に速い神経伝達が可能となる。髄鞘の異常によって多発性硬化症などが引き起こされる。
髄鞘(ミエリン鞘)及びそれを形成するオリゴデンドログリアやシュワン細胞に局在する、強塩基性を示すタンパク質。髄鞘を構成するタンパク質の約30%を占める。髄鞘が破壊される疾患において髄液中に増加する。
グリア細胞のひとつ。希突起膠細胞やオリゴデンドログリアとも呼ばれる。髄鞘(ミエリン鞘)を形成する働きを持つ。特定の神経細胞に対して選択的に髄鞘を形成することが報告されている。オリゴデンドロサイトの細胞の分化を制御する酵素はPTPRZ。OPCsと呼ばれる前駆体となる細胞から分化する。セマフォリン4Dを発現し、それがプレキシンB1に結合することで軸索伸長を制御する。
ルチノースとナリンゲニンが結合した配糖体。柑橘類に含まれ、特にレモンの果皮の多い。分子式は C27H32O14 ナリルチンは、抗アレルギー作用や抗炎症作用、美白作用を持つとされる。ヘスペリジンと共に、オリゴデンドロサイトの前駆細胞への投与によってミエリン鞘の回復が起こることが報告されている。
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