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ミトコンドリアが持つ2つの生体膜のうち、内側にあるもの。
ミトコンドリア内膜から、内部にクリステが伸びている。
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ショウジョウバエが持つ脂肪酸不飽和化酵素のひとつ(Δ9脂肪酸不飽和化酵素)。細胞の生体膜を構成する脂質分子に二重結合を導入する役割を持つ。DESAT1が作り出す折れ曲がり(二重結合)を持った脂質分子が細胞内の発熱部位であるミトコンドリア内膜のクリステの形成を促進することと、これによりミトコンドリアに存在するATP合成酵素が活性化され、ミトコンドリアでの熱産生が増強されることが確認され、細胞内の温度は脂質分子の折れ曲がりにより制御されることが報告されている。低温環境ではDESA…
細胞質で生じたNADHをミトコンドリア内膜を通過できる形に変換してミトコンドリア内へ取り込むための代謝回路のひとつ。筋肉や脳で行われる。NADHはFADH2に置き換わる。この変換は細胞質およびミトコンドリアに存在するグリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼによって、グリセロール-3-リン酸とジヒドロキシアセトンリン酸が代謝されることを介して行われる。
ミトコンドリア内膜においてアスパラギン酸・グルタミン酸キャリア(AGC)として機能するタンパク質。AGC2とも。シトリンが欠損すると、糖分の過剰摂取やアルコールなどの摂取によって細胞質内のNADH上昇をきたし、尿素回路不全やエネルギー産生障害、乳酸からの糖新生障害をきたす。
医薬品や食品などの保存剤として用いられるパラオキシ安息香酸エステル(4-ヒドロキシ安息香酸エステル)類。パラオキシ安息香酸エステル類は、パラオキシ安息香酸にアルコール類をエステル化して得られた化学物質の総称であり、パラベンとも呼ばれます。わが国ではパラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピルの5品目が食品衛生法第 10 条に基づき、食品添加物として指定されています。 ミトコンドリア…
中性脂肪の分解過程で現れるジグリセリドを加水分解する反応を触媒するリパーゼ。リン酸化されることでリパーゼとしての活性が増強される。β3受容体によって活性化される。ホルモン感受性リパーゼによって分解された中性脂肪は遊離脂肪酸となり、グリセリンと共に血液中に放出される。この遊離脂肪酸は褐色脂肪細胞内のミトコンドリア内膜に存在する脱共役タンパク質(UCP)によって熱エネルギーに変換される。マクロファージや副腎、精巣、卵巣などでコレステロールのエステルを加水分解する主要な酵素でもある…
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