健康用語WEB事典

ミューズ細胞(multilineage-differentiating stress enduring cell : Muse cell)

腫瘍性を持たない生体由来の多能性幹細胞。主に間葉系組織骨髄皮膚脂肪)に存在する。臓器結合組織にも確認されている。*1

胚葉性の細胞分化可能。ストレス耐性能、多能性幹細胞マーカーの発現、自己複製能などを有する。最大の特徴として、そのまま中に投与するだけで組織修復をもたらす性質を有するとされる。

体内に投与すると障害部位を認識して、その部位に応じた細胞に自発的に分化する性質を持つとされる。

実際にミューズ細胞慢性腎臓病のモデルマウスに静脈投与すると、腎臓組織が修復され機能が回復することが確かめられ、ヒトへのミューズ細胞点滴投与で慢性腎臓病を改善できる可能性があるとされる。

Muse細胞には、胎児が母体の免疫を抑制して拒絶を免れる機構の一部があり、他家細胞であっても拒絶反応が起こりにくい。*2

タグ: 細胞 幹細胞 組織 間葉 分化

*1東北大学大学院医学系研究科 細胞組織学分野|研究概要: http://www.stemcells.med.tohoku.ac.jp/outline/
*2他家Muse細胞の点滴静注による急性心筋梗塞の修復... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/03/press20180306-01.html

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このページの最終更新日時: 2021-05-24 (月) 11:58:38